セミリタイア(FIRE?)

久々のブログ記事です。

近況

ブログでは昨年9月に社員を退職した記事で終わってますね。その後の足取りを少し書き記しておきます。

・モノバンドル社で業務委託

・CodeTakt社で業務委託

・JPYC社で業務委託

・コーチエィさんのコーチクラスコース受講

といった活動をしていました。

モノバンドル社

昨年にオープンポジションで入社し、情シス的な立ち位置で動いていました。入退社手続きとか、非エンジニア職の方々の相談を一次受けし、自動化の相談を整理したりとか。

今年に入って会社の状況が変化したこともあり、現在は業務委託としては稼働していません。

私からの会社の評価としては、会社のコアメンバーが数名いらっしゃるのですが、フルタイムでタフワークをこなされていて、彼らが本当にしっかり貢献している会社で、人材面では見ていて全く不安が無いと感じました。

ただ、人材が素晴らしくても事業、資金繰り、上場手続き、等々、難しいのがスタートアップです。ぜひ成功してもらいたいので陰ながら応援しています。

CodeTakt社

昨年から今年頭まで、とあるエンジニアチームの動きがあまり良くないということで、チーム単位でメンタリング・コーチングを請け負って対応していました。

最終的には、今年に入ってミスなどなどが重なり、どうしようもなくなってしまったのですが、モチベ―ションやスキルセットが求めるレベルに無い人たちをどう成長させるのか、本当に難しいなぁと痛感した出来事でした。

あとは、ちょこちょこリサーチ業務を請け負ったり、情シスメンバーのコーチングを引き受けたり、地道に小さなことから貢献させていただいております。

過分な評価を頂いている反面、今後どう貢献していこうか悩ましいです。

JPYC社

社員(CIO/開発部長/運用部長)を退職したのち、業務委託として関わらせて頂いています。

今年4月からは私の後任(と言っていいのかわかりませんが)にあたる部長級の方々にコーチングを提供したり、SaaSの導入検討を進めたりと、幅広い仕事をさせていただいてますね。

現在の私の主たる収入源(まぁトータルがそもそも小さいのですが)ではあるものの、いつ契約が止まっても仕方ないだろうなぁという気持ちで働いている部分もあり、モチベの維持がなかなか簡単じゃない部分もあります。

この会社で関わってきた人たちにコーチングを提供させていただいていることもあり、JPYC社で働いたことは私の人生にとって非常に大きな転機であり、その意味では感謝しかありません。

仮定の話をしても全くしょうがないのですが、もし私が日本にいてフルコミットできていれば、会社文化の立て直しとか、なんなら COO を請け負ってバリバリ働いて、楽しく仕事できてたかもしれないなぁと思う部分もあります。・・・まぁ、仮定の話です。

コーチングのコース

コーチエィさんでコーチングを学ぶコースを受講しています。期間は1年半で、2024年までかかると思います。

それを受けながら実務経験を積み、試験に受かれば国際資格が取れるというものです。まぁ、資格を取ったからと言って何かが変わるわけじゃないですけど。

このコースを受けてよかった!と思うのは、明らかに自分のファシリテーションスキルやトークセッションのスキルの幅が広がったと感じることですね。

これまではコンサル的に「こうするのがいいですよ」という説明をしがちだったのが、「あなたはどう思いますか?」といった、コーチング要素を多く含む問いかけができるようになりました。

この変化はとても好ましいです。今後、年を経るにつれて、自分自身も、周囲も、どんどん頭が固くなっていきます。自分が柔らかく柔軟さを維持することで、周囲をも変えていける、そんな変化を感じています。

タイトル(セミリタイア)について

前述のとおり、最近はずっと業務委託で動いているので、決まった時間に仕事してません。

Slack 見て業務の依頼が来てたら対応したり、ミーティングしたり、自分で考えて必要な仕事を提案して動いてみたり、そんな働き方です。昨日も23時からコーチングのクラスを受けて、深夜1時からコーチングを提供したりしました。代わりに今日はミーティングの予定がゼロで、のんびりしてます。

お金的には、A社で働いていたときのアセットを住宅ローンの支払いに充て(残念ながら一括で払いきれるほどは持ってないです…)、残りのアセットは仮想通貨で持ち、微々たる額ですが運用益を生活費の足しにしています。

日々の生活費はそんな大きくないので、仮想通貨の変動による資産価値の変動の方がよっぽど大きいですね。

そんな日常を送っております、というブログ記事でした。なんか面白いこと書きたかったんだけどなー。

もうすぐ10年

どうやら10年前の私は、自分の両親と当時の彼女を連れ、京都に旅行していたようです。全然覚えてねえや。

4月から新卒で入社するっていうのに、5月には子供が生まれるってのに、まぁのんきなものです。

まさか10年後の自分が海外に出て、しかもエンジニアの道を踏み外して、もとい、ステップアップして、マネージャーになっているとは思いもしていなかったでしょうね。

わたし普段から将来のキャリアってあんまり真面目に考えてないので、そのせいかもしれませんが。

いや、考えてることはありますよ?アイルランドで転職してもいいけど、日本語使う仕事は少ないから、UKがいいかなとか、次は東欧だったら物価も高くないし、IT立国も多いし楽しそうだな、とか。

さて、次の10年はどうなるでしょうかね。

海外転職は異世界転生である

たまに面白い記事でも書こうと思って、思いついたタイトルがこれである。特にオチは無いので安心して読んでいただきたい。

さて、小説家になろう、等の小説投稿サイトで一世を風靡した転生モノであるが、ラノベの一ジャンルとしての位置づけを確立し、いまだに人気は衰えていない(と思う)。

転生モノにもいくつかある。作品のチョイスで好みがバレるが、気になった方はぜひ読んでみていただきたい。

  • 生まれ変わるもの。(幼女戦記、無職転生)
  • 召喚などでそのまま異世界へ。(リゼロ、盾の勇者、このすば)
  • 憑依(本好きの下剋上、はめふら)
  • その他、スライムや蜘蛛への転生

このうち、着目いただきたいのは、召喚されて異世界へ行くパターンである。場合によっては言葉すら通じない世界へ飛んでいくのだ。まさに海外転職も同然である(断言)

さて無事に召喚されたとして、現地で生き抜くためには先立つものが無くては話にならない。身に着けたものを売ったり、知識を売ったりするわけだ。それだってうまくいく保証はない。カモとして騙されればお金が得られるどころか身の安全すら危うい。

日本を出るときも、きっとみんないくらかのお金は持っていくことだろう。今までに蓄えたいくらかを。ま、さすがに海外だからと言って身の安全まで危ないというのは少ない。けれど何も考えずに治安の良くない地域に迷い込めば、どうなるか。カツアゲくらいで済めばまだいいが。

なに?転生したら特典があるだろう、だと?

ふむ、なるほど。クズマもといカズマは特典を捨てた貴重な例だが、彼にしても初級スキルの組み合わせで賞賛されるほどだ。

日本を出た日本人にも、意外と価値があるものだ。例えばそう、折り紙。薄くて小さい紙を丁寧に端を揃えて折る、というのは実は高等技能だ。何を隠そう、祖父が折って送ってきた千羽鶴があったのだが、引っ越しに際し処分がてら知り合いにメールで流したら応募が殺到した。

「なんっという・・・見事な工芸品!!君の祖父はアーーーーーティストだ!」

みたいな感動が届いたのは記憶に新しい。まぁ、通常の折り紙を四等分して折った鶴だったので、小さいというのもプラスポイントだったのだろう。

他には、そう。家事も挙げておこうか。掃除、洗濯、炊事などだ。

日本人には学校で家庭科実習、そして掃除当番というものがあるね。おなじみの光景だ。海外で同じことをやっている国は少ないんじゃないだろうか。トイレやキッチンをキレイに使えない人を見ると、いかに日本の教育が底上げに寄与しているかわかろうというものだ。

ああ、そうそう。転生の話だったか。

転生と同じで、今までと違うセカイに行くということは、それまでのコネクション、ネットワークが失われる。海外に行く上で最大のデメリットの一つはセーフティネットが無くなることだ。

故郷にいれば、家族、親族、旧友、行きつけの店、スポーツ友達、何かしらの関係性がそこらにあることだろう。例えばあなたが病気で倒れたとして、病院に運ばれたとして、果たしてどうなるだろう?

きっと、連絡がつく家族や親族が駆けつけるはずだ。数日もたてばお見舞いが続き、古い友人や職場の同僚が顔を出すかもしれない。あるいは、医者が、看護師さんが、知り合いの可能性だって低くない。それは一種の助け合いのネットワークなのだ。

さて。転生した場合、あるいは海外に行った場合、そういったものはあるだろうか。上司が、同僚が、少しくらいは手助けしてくれるかもしれない。行きずりの親切な人が、手を貸してくれるかもしれない。しかしそれは確実なものではなく、セーフティネットとはほとんど呼べないだろう。

もちろん、現地の先達が助けてくれることもあるだろう。彼らもまた、セーフティネットが無い場所で生き抜いてきたのだから、きっとアドバイスはしてくれるはずだ。しかしそれは、親戚でも、十年来の金を貸してくれる悪友でもなく、ただの先達なのだ。

ああ、あとはそうだね、トラックには気を付けて。普段から轢かれてもいいように準備しておくことをお勧めしておこう。

ここまで読んだ賢い読者ならばわかるだろうと思うが、いきなり心構えもなく転生しても、ギザ十は役に立たないしスナック菓子もカップ麺もダメだ。身に覚えのない強姦の罪で投獄される可能性すらある(いや、ない)

そんなわけで、普段から心構えを持って準備しておくことは大切だ。いつ生まれ変わっても生き抜けるよう、おかんアートやシャンプーの作り方を覚え、ゼロから料理ができるように各種レシピを覚え、紙の製法を覚えておくと良いだろう。

ふざけてるのか、だと?いやいや、大真面目である。あなたがもしエンジニアとして海外転職を目指す人ならば、シャンプーは kubernetes かもしれないし、料理は Database エンジンで、紙の製法は TCP/IP のプロトコルに置き換えてみてはどうだろうか。

「採用されたら頑張ります」の心構えでは、いざ転生しても何もできないのである。事前にどれだけ準備できるかが大切なのだ。

あなたがもし幼女のパンツをかぶって喜ぶ変態であっても、顔色一つ変えず他人を射殺できる優秀な兵士であっても・・・・・・・いや、人間性は大切だ。この例は撤回しよう。とにかく、異世界でも活躍できる人間かどうか、で転生が決まると言っても過言ではない。準備は大切なのだ。

最後に。私はチートが嫌いである。

しかし、転生者が見た目に見合わない高い技能を持っていたとしても、正当な苦労と努力の末に得た知識やスキルならば、それはまごうことなき本人のものである、と断言して良いだろう?

本の中でしか、お話の中でしか、そういったチートのようなスキルや力は存在しないと思い込むのも良いだろう。でも、少しくらいは、自分にそういう秘められた力があって、それは他の人よりもちょっとだけ高くって、努力すれば報われると信じたっていいじゃないか。

もちろん挫折もあるだろう。勝てない相手もいるだろう。要は適材適所で、彼我の戦力差を見極めて、頑張れば勝てるところに全力でベットするのだ。非常識には非常識をぶつけるべきだし、あなたが非常識なほどの人間ならば、きっとこんなブログを読むことはなく、だからあなたは普通の人だ。それでも、普通の人が主人公であってはいけない決まりはない。

ハッピーエンドは、傷つき、もがき、苦しんで、それでも立ち上がった末に困難を打倒する、そんな主人公に与えられるものであるべきだ。

今月のウィスキー

ブログもしばらくぶりですね。

ネタがなくて。

今回は、JamesonのIPA editionを買いました!

口当たりは樽のような香りがして、ウィスキーのアルコールのきつさは、あまり感じられないぐらいです。

まー40%なんですけど。

これで確か、30ユーロくらいだったと思います。アイルランド、酒税高いからなぁー。

アイルランドの5段階緩和について

お久しぶりです。昔は毎日一枚写真を投稿していた本ブログですが、飽きてからは時々、記事を投稿するのみとなっています。

アイルランドに来て、もうすぐ丸4年。同僚も何人か日本に帰ったりしてるので、せっかくだし状況をたまには詳しくアップデートしていきましょう。

アイルランドでは昨日、5段階でのロックダウン解除のロードマップが示されました。PDFにすると23p相当の資料が出てきているので、簡単に抜粋します。

大まかな説明としては、3週間おきに解除を実施していく。感染数に応じて早まる、あるいは遅くなる可能性もある。まぁこれは当然ですけどね。

第一段階、5月18日を予定しているのは以下の通り。

屋外での井戸端会議を許可
医療従事者向けの保育を再開
屋外事業者は段階的に解除。広い場所で営業する小売、眼鏡店などの一部の業者
特定の公共施設の再開

次、6月8日。ちなみに、ここまで週350ユーロの支援金が続くとされています。

家の訪問を許可
スタッフ、顧客に配慮した上で、ビジネスの再開を支援
ソーシャルディスタンスが確保できる小規模小売店やお店が再開
図書館などの一部の公共施設も再開

その次は6月29日。

小規模のパーティなどを許可
エッセンシャルワーカー(宅配、小売、薬局等)向けの託児所、保育園、プレスクールを段階的に解除
対話レベルの低い事業の再開(人と話す頻度が低いもの)
出口が広い店であれば、非エッセンシャルな小売店も営業を再開
公園を解除

4段階目は7月20日

経過を観察しつつ、すべての子供向けの託児所、保育園、プレスクールの再開
家で仕事ができない人は仕事に戻れます
美容院など、リスクの高い仕事は段階的に解除
博物館、美術館、教会などを再開

最後は8月10日。

大規模なミーティングを許可
すべての業種が仕事に戻れます
2020/2021年度の頭からは段階的に、小中学校、高校以上の教育機関も解除
高リスクサービスも規制緩和

というわけで、様子を見つつ早くあるいは遅くするとは言っていますが、かなり気の長いロードマップになっています。例えば美容院が完全に再開できるのは8月ですし、子供たちが学校にまた通えるのも9月からです。

お約束ですが、訳はあくまで参考例としてお取り扱いください。必ず原文を読まれることをお勧めします。

RedBreast 12 years を飲んでみた

つい先日、facebook で投稿が流れてきて知ったのですが、「Worldwide Whiskey Trophy 2019」に RedBreast 12 years が選ばれ、100点満点中98点だったそうです。

ちょうど Tullamore Dewが切れかけていたところでした。これが口に合っていて大層満足していたのですが、最近疲れていることもあり、たまには贅沢も良いだろうと思い、購入を決意。

そこで今日、オフィスからの帰り際に家の近くにある酒屋(こちらでは Off Licenceと看板を出します)に寄り、おっちゃんに聞いたところ在庫があったので値段も見ずに即決、買ってきました。(注: こっちは高価な酒はカウンター裏に並ぶので視力が悪かったり値札が小さいと値段が見えません)

ちなみに 75ユーロでした。それなりのおねだん。

さて、あけてみた感想は、というと。

まず雑な感想ですが、高級なウィスキーの味、香りがしました。辛さはもちろんあるものの、口の中で主張せず溶けるように流れていく、刺激の少なさ。

複雑な香りは、何度か口に含んでも、その都度違う味が現れるような感じです。

いいお酒は飲んでも翌日に残らないと言いますが、私個人の数少ない飲酒経験から言っても、その類のお酒かなと思いました。

このお値段でこの満足度なら、私はせいぜい一日になめる程度しか飲まないので、割と常飲するのもアリかなと思う次第。

思わず、隣にあった 15 years をオーダーしてしまう日も、遠くないかもしれません。

日本人が知らない米アレルギー

※アレルギーの専門家ではありません。あくまで個人の経験と調査をもとにした記事です。

 

米アレルギーが存在することを、ほとんどの日本人は知らないでしょう。wikipedia でも英語版とベトナム語しか記事は存在しません。

一般的なアレルギーでは、接種後数分で腫れや痒み、重症だと呼吸困難などが現れますが、米アレルギーは数日かかって症状が出ます。便秘、下痢、嘔吐、血便などが主な症状です。この結果として、発育不良や体重の減少が見られるでしょう。くしゃみ、鼻水、かゆみ、喘息、腹痛、湿疹といった症状が出ることもあるそうです。なお、これらの症状はすべて私が実際に体感しました。

wikipedia

“rice allergy”で検索すると一番上に出てきた記事

 

 

米アレルギーかどうかを判別する一つの方法は、米を食べることをやめることです。2週間ぐらいで効果が出てくるでしょう。

私の場合は、日本に住んでいた時、慢性的に便秘がちで、月に何度も、頻繁に腹痛や下痢を起こしていました。腹痛がひどいときは、腸から出血していることもありました。

腹痛は不定期に襲ってきましたが、旅行や外食でたくさん食べた時に起こることから、そういった場合は単なる食べすぎだろうと考え、あまり深く調べたり疑ったりすることはありませんでした。

春と秋は鼻炎がひどく、スギ花粉の時期とは違う時期に鼻水がひどいことになる始末でした。さらに同時期には肌のかゆみもひどくなり、炎症を起こし、体調は最悪という感じでした。

 

 

日本を出ると、米を食べる頻度は自然と減りました。すると、腹痛がぴたっと収まり、鼻炎も収まりました。身長と比べると軽すぎる体重も、少しですが増えました。

先週、2回ほど米を食べる機会がありました。オムライスが好物だったのと、外食だとどうしてもメニューに含まれることがあるのです。数日たち、便秘、腹痛、鼻炎、肌荒れが襲いました。

 

 

分かりやすさのため米アレルギーと書きましたが、本当はイネアレルギーだと思います。このアレルギーは、中国、韓国、日本で多くみられるそうです。米が主食の地域だからでしょうか。病院で診断を受けることも可能だそうですし、日本でもがんばれば数週間、米食をやめることはできると思います。

腹痛に悩む方、自分がイネアレルギーではないか、一度考えてみてはいかがでしょうか。