アイルランドで家を買いました2

誰かの役に立つかは分かりませんが、商習慣の違いは面白かったので書いてみたいと思います。

日本で家を売買した経験が一応あるので、そこの違いについても簡単に触れます。なお、日愛どちらも中古マンションの購入です。

ブログとか見てると、UK(イギリス)も似たようなプロセスになるようですね。そういう意味では日本がガラパゴスなのかしら。

・日本で家を買ったとき(サンプル=1)

物件の下見に行く

不動産業者に買う意思を伝える(この時点で申し込みとしてキューに入り、順番が決まる)

必要書類(申込書類、年収や資産、会社の勤務証明、現住所、etc…)を揃える。書類は主に住宅ローン申し込みのため。

手付金の支払い(ローン審査と前後ずれてるかも)

住宅ローンの審査結果が出る ※私の場合は不動産業者経由で幾つか申し込みしてもらった。オンラインバンキング使う場合は自分で、という感じ。

銀行に行って金消契約

宅建持ちの人立ち合いで読み合わせ、契約、決済。抵当設定、登記。

・アイルランドで家を買ったとき(サンプル=1)

住宅ローンに申し込む。想定予算や借りたい金額、資産、年収、勤務先などを提出

ローンの審査結果が出る ※法律で年収の 3.5倍までしか貸してくれません。あと、物件金額の 1-2割は頭金が必要。

物件を見に行く ⇒ 購入の申し込み。

弁護士、下見業者、物件の査定業者を探す(大体、不動産業者が斡旋してくれます)。また、銀行の住宅ローン担当がアサインされる

手付金の支払い(送り先は弁護士) ※弁護士が一括でお金のやり取り、登記関係などを請け負ってくれます。

住宅ローンの本申請。弁護士事務所へ行って諸々のサイン(あなたにお任せします~とか)

売主との交渉(私は面倒だったので2%の値上げを打診されましたが即答しました)

住宅ローン確定

弁護士へ頭金の支払い。手付金や手数料を含めて計算して送金

全部送金できたら、住宅ローンの発行と先方への送金を弁護士がやってくれる

その後、鍵を受け取る

(TBD)登記が完了したらドキュメントが送られてくるはず

こんな感じでした。あんまりまとまってませんが、日本のプロセスと全然違うってのが分かると思います。

プロセスについて全然知らないで下見に行きまくっていたため、住宅ローン申し込みプロセスとか全然知らずに「ねぇこの物件買えるの?手数料どれくらい?申込先は」みたいな質問をしていたことに後から気付きましたが、まぁよくあることです。

面白エピソード(笑えない)でも紹介して終わりにします。

・弁護士に「通訳呼べる?」って言われた

いわゆる重要事項説明みたいなミーティングで何度か聞き直したため、弁護士が「大丈夫かこいつら」的な反応になったときのセリフです。慌てて「聞き取り辛いんですぅ。読み書きだったらダイジョブ!」というわけでパソコンにタイプしてもらいました。

いや、大した内容じゃなかったんだけどね。今日のミーティング後は弁護士への依頼はキャンセルできませんーとか、家主が出ていかない場合は 1か月ぐらい待って申し込みを解約できますよーとか。まぁそういう系。

・メールすると必ず電話で返事してくるけど仕事はしないエージェント

アイルランドでは物件といえば daft.ie です。ここに不動産業者やら個人やらが貸し出しも売り出しも掲載します。

今回私を担当してくれた不動産エージェントのダン(仮名)。今回買った物件は(近隣の部屋と比べると)少し割安だったんだけど、写真はマンション入り口の一枚だけ。設備とか詳細も何にもなし。

1回メールしたときには電話かかってきて「お、買いたいん?下見設定するから、また連絡するわー。ほな」って電話切ってから3週間ぐらい応答なかった。というか忘れてるだろ絶対。その後も2回ぐらいメールして、それでようやく下見ができる始末。

んで。その後もダンとの戦いは続きました。

「住宅ローン申し込んだけど売主はなんて言ってるの?(メール)」⇒「確認しとく!また連絡するから!(電話)」⇒応答なし

「送金したよー」⇒「おk!」⇒返信なし

彼の紹介してくれた弁護士や業者はみんな仕事早かったので、そういう意味では良いコネクションを持った人でした。

さすがアイルランド。まぁ慣れたけど。

Bewley’s cafe

少し前のこと、グラフトンストリートのカフェに行ってきました。

Bewley’sは有名な紅茶メーカーです。

紅茶とパンを頼みましたが、紅茶には淹れた時間が書かれていて、気遣いを感じました。

グラフトンストリートはダブリンでも1、2を争う繁華街と言えるので、若干観光地価格かもしれませんが、高すぎるということもなく気軽に入れます。

せっかくですし、コーヒーよりは紅茶をお勧めしたいですね。

今年も雪が降りました

アイルランド、冬は長いものの寒すぎるわけではありません。道産子にすればヌルゲーですね、真冬日どころか吹雪もないし。

でもシーズンに数回は寒い時期があり、この前は久々に雪が降りました。残念ながら子供が遊ぶほどは積もらず、すぐ溶けてしまいましたとさ