このブログ、無理なく1枚の写真を投稿し続けるというチャレンジを10か月ほど続けていたのですが、今年4月に挫折して放置していました。
そんな中、先日「海外で子育てしてる情報って少なくね?」と思い立ったので、衝動的にアンケートを取りました。選択肢は適当でしたが、なんと就活が12票でトップでした。次いで生活事情。
そんなわけで、今回は現地の企業に就職するにはどうしたらいいか、書いてみたいと思います。注意点ですが、私は現地の企業で就活したわけではないので、そこんとこはご了承ください。
海外で就職するには (一般論)
- 主に日本から海外への就職を考えている人向けに書いていきます。アメリカは対象外です。
- 私の周囲にはどうしてもウェブ系のエンジニアが多いため、その視点に偏るのはご承知おきください。
学生ビザやワーホリビザで現地へ行き、面接を受けるというのが一番最初に思いつく手段ではないでしょうか。個人的にはお勧めしません。
現地で仕事を探すとなれば、手当たり次第になります。仕事を選ばないならば夜勤なり日本料理店なり選択肢はあるかもしれませんが、そういった「就職」はここでは扱いません。
職種によるとは思いますが、英語が雑でも専門性があれば十分やっていけます。ヨーロッパの各大都市、特にアイルランドのダブリンは移民だらけです。インド人、ブルガリア人、イタリア人、中国人 etc。それぞれがそれぞれのアクセント、スピードでしゃべっています。
英語がバリバリしゃべれる人は英語のトレーニングクラスに入って知識ゼロからでも戦えるかもしれませんが、そうではない日本人の方が多いと思います。英語はもちろん学ぶ、でも業界で通用する知識やスキル、経験を蓄えて、そしてそれをアピールする術を身に着けるのが良いと思います。
仕事を探す
日本にいるという前提に立つと、一番簡単な手段は、海外にコネクションを持つエージェントにつないでもらうことです。国外ともコンタクトするかもしれないので、skype とか電話がメインになるかもしれません。一方、面接をする側から見ると、エージェントは高価なサービスです。彼らは成功報酬として年収の何割かを持っていきますので、お金が潤沢に無いと使えません。
ちなみに日本国内で転職エージェントに会うと、たまに外国人が出てきます。彼らは外資系企業のHRにコネを持ち、英語を話せる日本人を探しているわけです。もちろん外資系企業を視野に入れてもいいでしょうし、彼らと直接英語で会話することで、英語の面接の練習にもなるでしょう。自分の言いたいことを整理して言えていれば、自信を持てるかもしれません。
実際に仕事を探す段になったら、LinkedIn は必須です。プロフィールをなるべく充実し、転職シグナルを設定し、めぼしいエージェントに繋がり申請を出したり、興味があるポジションを保存したり実際に応募します。Glassdoor で年収を下調べしたり、スタートアップも見るなら Angel listなども見てみると良いでしょう。あとは国を絞り込んで現地の企業を探すというのも考えられるかもしれませんが、やはり外国人を積極的に採用している企業を探すべきでしょう。
実績をつくる
専門性が無い、という方、これから実績をつくって知識を蓄えればいいと思います。ピボット、つまり専門分野を切り替えることは、若ければ若いほど簡単でしょうけれど、何歳だって別に挑戦ができないということはないと思います。
IT系だと、勉強会でLTをする、カンファレンスで講演をする、目立った実績が認められれば本を書く・・・ぐらいまで実績が積めれば、言うことはもう何もありません。そうでなければ、日英で技術ブログを書きましょう。あるいは、Github でリポジトリを作って誰かの役に立つものをつくりましょう。実際にモノがあって、URL があって、評価されている痕跡があれば(0 star だとダメですよ多分w)、それはそれで一つの実績として語れると思います。
あとは、udemy や Coursera、MITやスタンフォードも動画を公開しているので、シリーズを通して学ぶとか、なにかひとつやり遂げた実績をつくれば自信を持てるかもしれません。本気で学ぶのならば、大学に戻るのも一つの選択肢でしょう。
もっと簡単に海外へ行きたい!場合
イージーモードはときどき転がっています。
私個人は前職の大企業を「海外に行きたい」という理由で辞め、何年かのち、アイルランド・ダブリンへの片道チケットをゲットしました。その後も日本人は増え続け、チームも大きくなってきているので、「クラウドの中の人」に興味がある方はぜひ twitter でお声がけください。
イージーモードは他にもあるはずです。アイルランドに限定すれば、薬や医療系の駐在員が何人か滞在しているそうです。イギリスならば金融系、車両系、みたいな感じで駐在に選ばれれば、何年かは楽しく生きていけるでしょう。
英語に抵抗が無いならば、海外の大学へ進学するのもいいでしょう。もちろん現地の就職フェアで競うことになりますが、スタート地点はみんなと同じ場所に立てるはずです。
あとは、現地に住む権利を持つパートナーを見つけるのも手でしょう。そして、フリーランスで仕事をする選択肢もあります(現に、美容師や鍼灸師といった方々は自宅で施術を行っていたりします)
その他の選択肢としては、メルカリやサーバーワークスさんのように、現地に拠点を持つ日本企業を当たるのも考えられます。いずれにしても、各企業で求められるスキルレベルを満たした上で、英語力やヘッドカウントにもよるという結論なので、最終的には運になるでしょうけれども。
最後に
文章書くセンス皆無なんで、こんな記事を書いて何かの役に立つのか…という気持ちで一杯ですが、質問などがあればお気軽に @TSB_KZK までどうぞ!